みなさん、こんにちは!今日は大人気ドラマ『バニラな毎日』で秋山静役を演じた木戸大聖さんの撮影秘話や役作りエピソードをご紹介します。
お菓子の魔法が心を癒す素敵なドラマで、金髪のロックミュージシャン・秋山静を演じた木戸さんの魅力に迫ります。
『バニラな毎日』ってどんなドラマ?
2025年1月から3月にかけてNHK総合で放送された『バニラな毎日』は、賀十つばささんの小説が原作のヒューマンドラマです。
大阪の小さな洋菓子店を舞台に、パティシエの白井葵(蓮佛美沙子さん)と料理研究家の佐渡谷真奈美(永作博美さん)が開く「たった一人のためのお菓子教室」に、様々な悩みを抱えた人々が訪れるお話です。
五感を刺激するお菓子の魔法が、孤独な人たちの心の渇きを優しく癒していく…そんな心温まるストーリーが多くの視聴者の心をとらえました。
木戸大聖さんが演じた秋山静とは?
木戸大聖さんが演じた秋山静は、数年前まで大人気バンド「ピンクドッグス」のボーカルとして活躍していた金髪のロックミュージシャンです。
チョコレートケーキの一種「オペラ」を作りたいという思いからお菓子教室に通い始める静。
バンド活動休止中の彼が、お菓子作りを通して自分と向き合い、徐々に心を開いていく姿が描かれています。
金髪への変身!役作りへのこだわり
木戸さんは『バニラな毎日』の役作りのために、初めて金髪に染めました。
これまでとは大きく異なるロックミュージシャン役に挑戦するにあたり、外見から内面まで秋山静になりきるためのチャレンジだったそうです。
『ミュージシャンの役なので、劇中、歌も歌っている』と監督は語っています。
秋山静の多面的な姿を表現するため、木戸さんは自分の中にある”無理している明るさ”を意識して演じたといいます。
本格的な歌唱シーン!ライブ感覚で撮影
『バニラな毎日』の見どころの一つが、木戸さん演じる秋山静の歌唱シーンです。
SUPER BEAVERの柳沢亮太さんが書き下ろした劇中歌「片想い」を熱唱するシーンは、視聴者の心を大きく揺さぶりました。
この歌唱シーンについて木戸さんは、「ライブシーンは撮影という感覚を忘れるくらい、楽しかったです。
自分の思いを届けたいという気持ちと、お客さん役で来てくれた何百人ものエキストラの方の温かい反応のおかげで、本当のライブをやっているような気持ちになりました」と語っています。
実際、「片想い」の歌唱シーンは、その出来の良さから「一発撮り」で撮影され、カットがかかることなくフルコーラスを歌い切ったそうです。
スタッフからも「すばらしすぎて、最後までもらっちゃいました」と絶賛の声が上がったほどの熱演でした。
誕生日サプライズにも感動!
撮影中の2024年12月10日、木戸さんは28歳の誕生日を迎えました。
顔合わせの挨拶で「ミルクレープが大好き」と明かしていたことから、ドラマの製菓指導チームが特別にミルクレープを作ってサプライズをしてくれたそうです。
木戸さんはこのサプライズに大感動し、「撮影頑張ろうって思った」と語っています。
ドラマでお菓子の力を描く中で、実際に作り手の温かい気持ちが込められたお菓子に触れる体験は、役作りにも大きな影響を与えたのではないでしょうか。
ドラマを通して学んだこと
木戸さんは自身のInstagramで、『バニラな毎日』と秋山静役との出会いについて次のように綴っています。
「『バニラな毎日』そして秋山静と出会えたことは役者として大きな財産となりました。
生きていく中で、それぞれに抱えてる不安や悩み、周りからのプレッシャーに押しつぶされそうになることって皆さんもあると思うんです。
僕もあります。でもそれを乗り越えていくためには、やっぱり周りにいてくれる人たちの存在、あと『片想い』の歌詞にもあるように、衣食住以外のお菓子や歌のような、ちょっとだけかもしれないけど人生を明るく彩ってくれるものの存在が必要なんだなって思いました」
「片想い」MVにも出演!
ドラマ終了後、SUPER BEAVERの新曲「片想い」のミュージックビデオに木戸さんが出演することが発表され、ファンを喜ばせました。
木戸さんは「この曲は、ドラマ『バニラな毎日』の劇中で歌わせてもらい、僕にとって、とてもとても大切な一曲になりました」とSNSで思いを語っています。
監督をはじめスタッフの皆さんとともに「一本の映画を撮っているかのような熱量で」MVを作り上げたそうで、秋山静役への思い入れの深さが伝わってきます。
みんなに愛された秋山静
『バニラな毎日』は全32話で完結しましたが、木戸さん演じる秋山静の魅力に魅了された視聴者は多く、特に「片想い」を歌うシーンでは「歌詞が刺さりすぎた」「静くんの歌で号泣」など大きな反響がありました。
また、白井葵(蓮佛美沙子さん)への想いを告白するシーンでは「いいなぁあんな告白されたい」とファンの心をとらえました。
まとめ
木戸大聖さんにとって『バニラな毎日』の秋山静役は、「役者として大きな財産となった」と語るほど特別な存在だったようです。
金髪への挑戦や本格的な歌唱シーンなど、新たな一面を見せてくれた木戸さん。
お菓子の力がもたらす小さな幸せを描いたこのドラマで、木戸さんの演技も多くの人の心を温かく包み込んでくれました。
これからの木戸さんの活躍にも、ますます目が離せませんね!