画像参照元 この2択で本当に大丈夫?」自民党総裁選 高市早苗と小泉進次郎の …
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/friday/nation/friday-439250
2025年の自民党総裁選挙は、日本の政治史に残る大きな転換点となりました。
改革派の旗手とされた小泉進次郎氏と、保守派のシンボルである高市早苗氏が激しくしのぎを削り、最終的には高市氏が日本初の女性首相となる道を切り開きました。
では、両者の「仲」は実際にどうなっているのでしょうか。
対決から現在までの経緯を詳しく見ていきましょう。
2025年総裁選の激闘を振り返る
決選投票までの道のり
総裁選の1回目投票では、高市早苗氏が党員票119票、議員票64票の合計183票でトップに立ちました。
一方、小泉進次郎氏は党員票84票、議員票80票の合計164票で2位につけました。
本命と目されていた小泉氏でしたが、党員票で高市氏に大きく水をあけられる結果となり、関係者の間では驚きの声が広がりました。
画像参照元 ⚡速報 決選投票の結果、高市早苗 候補が当選者に決定しました …
https://x.com/jimin_koho/status/1974353518019661889
決選投票の結果
決選投票では、高市氏が185票を獲得し、小泉氏の156票を29票差で上回りました。
この結果、高市早苗氏が自民党史上初の女性総裁、そして日本初の女性首相となることが決定したのです。
小泉氏はなぜ敗れたのか
党員票での失速が致命的に
小泉氏の敗因として最も大きかったのが、党員票での予想外の伸び悩みでした。
メディアでは「本命」と報じられていた小泉氏ですが、実際の党員の支持は高市氏に大きく及ばなかったのです。
前回の総裁選での敗北を教訓に、今回は「守り」の戦略を取り、「聖域なき規制改革」などの持論を封印したことが、かえって支持を得られない結果につながったと分析されています。
ステマ疑惑の影響
総裁選の終盤には、小泉氏の陣営にステマ(ステルスマーケティング)疑惑が浮上しました。
SNS上で小泉氏を支持する投稿が大量に出現し、その一部が組織的なものではないかという指摘がなされたのです。
この疑惑が直接的にどれほど票に影響したかは明確ではありませんが、少なくともクリーンなイメージを重視する有権者の一部が離れた可能性は否定できません。
改革派と保守派、政策の違いが鮮明に
高市早苗氏の保守路線
高市氏は自民党内の右派・保守派のシンボル的存在です。積極財政を掲げ、アベノミクスの継承を主張しています。
経済安全保障や防衛力強化に力を入れる姿勢を明確にしており、麻生太郎副総裁など党内の保守派からの強い支持を受けています。
小泉進次郎氏の改革志向
一方、小泉氏は規制改革や党改革を訴える改革派として知られています。
若手世代の支持を集め、党の刷新を掲げてきました。
また、日本維新の会との連携に積極的な姿勲を示しており、維新の吉村洋文代表との親密な関係も注目されていました。
画像参照元 令和7年10月21日 高市内閣総理大臣記者会見 | 総理の演説・記者 …
https://www.kantei.go.jp/jp/104/statement/2025/1021kaiken.html
現在の関係性を探る
高市内閣での小泉氏の役割
総裁選での激しい対決を経て、現在はどうなっているのでしょうか。
高市首相は組閣にあたり、小泉氏を防衛大臣に任命しました。
これは、総裁選で争った相手を重要閣僚に起用することで、党内融和を図る意図があると見られています。
画像参照元 【LIVE】小泉進次郎 防衛大臣 就任記者会見(2025年10月22日)|TBS NEWS DIG
https://www.youtube.com/watch?v=1BIxz2ckaW4
防衛相として奮闘する小泉氏
小泉防衛相は就任以来、精力的に職務に取り組んでいます。
中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射問題では、米国のヘグセス国防長官や豪州のマールズ国防相と電話会談を行い、日米豪の連携強化を確認しました。
また、防衛力の強化や装備輸出の緩和にも意欲を示しており、国会答弁では高市首相の方針を支える姿勢を見せています。
表向きは協力関係、しかし
公の場では、両者は協力関係を築いているように見えます。
小泉氏は総裁選敗北後、「敗因は自らの力不足」とコメントし、高市氏の政権運営を支える姿勢を示しました。
しかし、政治の世界では表向きの関係と本音が異なることも珍しくありません。
改革派と保守派という根本的な政治信条の違いは依然として存在しており、今後の政策課題によっては、両者の間に再び緊張が生まれる可能性もあります。
今後の展望を考える
次回総裁選への布石
小泉氏にとって、防衛相という重要ポストは次回総裁選に向けた重要な経験となります。
外交・安全保障の分野での実績を積むことで、前回の総裁選で弱点とされた経験不足を補うことができるでしょう。
一方、高市首相としては、小泉氏を閣内に取り込むことで、若手世代や改革派の不満を抑える狙いがあると考えられます。
政策面での調整は続く
今後、高市政権が進める安全保障関連3文書の改定や、防衛費のGDP比引き上げなど、重要な政策課題が待ち構えています。
これらの政策をめぐって、保守派の高市首相と改革派の小泉防衛相がどのように調整していくのか、注目が集まります。
まとめ
小泉進次郎氏と高市早苗氏の「仲」は、2025年総裁選での激しい対決を経て、現在は協力関係にあるように見えます。
しかし、改革派と保守派という根本的な政治信条の違いは消えておらず、今後の政策課題によっては再び緊張関係が生まれる可能性もあります。
高市首相が日本初の女性首相として、小泉防衛相が重要閣僚として、それぞれの立場で日本の未来にどう貢献していくのか、これからも目が離せません。
この記事では、2025年自民党総裁選での小泉進次郎氏と高市早苗氏の対決から、現在の関係性までを詳しく解説しました。
両者の政治姿勢の違いを理解することで、今後の日本政治の動きがより分かりやすくなるでしょう。
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